夫婦の笑顔をひもとくのは<br>2人で囲む日々の食卓から
2021/08/04
夫婦の笑顔をひもとくのは
2人で囲む日々の食卓から

 築20年の中古マンションをフルリノベーションして、夫婦と猫1匹で暮らす林綾子さん。さまざまな企業のレシピ開発やフードスタイリングを行い、多方面から料理に関わる仕事をしています。夫の知弘さんはアパレルメーカーに勤務。どちらもこだわりが強く、2人のセンスが注がれた住まいは多くの媒体で取り上げられ、素敵な暮らしぶりに注目が集まります。なかでも、キッチンは林さんの大切な秘密基地。日々の食事が作られるだけでなく、仕事でのアイデアやヒントが生まれる工房なので、林さんの使い勝手をとことん追求したデザインになっていました。





手際よく調理できるように
使い勝手を工夫したキッチン

 食材を洗い、切り、調理する。そんな一連の作業が横に移動するだけでスムーズに行えるアイランドキッチンはとても使いやすいそう。キッチンの天板を広めに設け、カウンターとしても使えることで、知弘さんが対面に座れば調理しながら夫婦の会話も弾みます。 「時期によって夫は仕事から帰宅するのがとても遅くなるので、夫婦で顔を見合わせてとれる食事はとても大切」と話す林さん。旬の食材を使ったり、料理に合うお皿を吟味したり、食欲が沸くスパイスにこだわったり、多彩な仕掛けで喜ばせています。そんな林さんの食に対しての熱意には感謝しかないと話す知弘さん。




相手を喜ばせたい気持ちから
幸せな食卓が始まる

「最近はZENBのヌードルを使ったやきそばが美味しかったと夫に褒めてもらいました。やっぱり褒めてもらえるとうれしいですね。次のモチベーションにつながります。このヌードルはパスタの麺としても使いやすいのですが、豆の風味がほんのり広がるので、実はナンプラーなどのスパイスと相性抜群。エスニック料理としてアレンジすると良いですよ」。




そういってパパッと作ってくれたのが、パクチーや大葉、ネギなどの薬味をたっぷり乗せた“エスニックまぜそば”。上からキュッとライムを絞ると、香ばしいナンプラーのなかに、さわやかな柑橘の香りが広がります。林さんのつくったまぜそばの味わいに、知弘さんも「おいしい」と太鼓判。多忙な2人の円満の秘訣が、キッチンで生まれることを垣間見たひとときでした。


多忙な主婦を支えるのは
時短につながるアイテム

「忙しい主婦の時短アイテムになるのは、ZENBの野菜ソースですね。味の完成度が高くて、パスタのソースにはもちろんですが、肉や魚にかけても断然美味しい。あと、使い勝手が良いと感じたのが、ビーツやコーンのペーストです。実や果実だけでなく、皮や芯まで使った濃厚なペーストは、パンに塗ったり、スープにしたり。いろいろなレシピに使えますよ」。




とりわけ林さんが気に入ったのはビーツのペースト。ほんのり甘みが広がるため、ベリー系のフルーツと一緒にミキサーで撹拌し、スムージーとして使うのにおすすめだそう。朝食の1杯や、暑い季節のヘルシーなスイーツに最適です。




忙しい夫婦の暮らしを支えるのは、いつだって日々の食卓から。「これ、美味しいね」という何気ない言葉の掛け合いから、2人の笑顔と会話が広がることを教えてもらいました。

林さんの長く使っている愛用品

イイホシユミコさんと
共作した思い出のお皿

磁器作家のイイホシユミコさんと林さんがコラボレーションしたカレー皿が夫婦そろっての愛用品。「もともと埼玉県の『角川食堂』というレストランで使うために製作した食器でしたが、とても素敵に仕上がったので販売することに。スプーンを入れてすくいやすい角度やストロークの長さから直径27cmのカレー皿ができました。清潔感のある淡いブルーも気に入っています」

RECIPE

薬味たっぷり!エスニックまぜそば

薬味をたっぷりと使った身体に嬉しいまぜそばのレシピです。しっかり味のそぼろにライムをきゅっと絞って、しっかり混ぜて食べればそのハーモニーに驚くはず。

調理時間 30
カロリー
445kcal
食物繊維
17.1g
たんぱく質
27.5g
糖質
53.3g

PROFILE


林 綾子さん

管理栄養士の祖母と料理研究家の母を持ち、幼い頃から美味しい手づくり料理で育つ。フードディレクターとしてレシピ開発やフードスタイリングなど、食を中心にライフスタイル全般のディレクションを行う。